生と死を考える会の資料ライブラリー。身近な人を失った悲しみを分かち合い、いのちについて考え行動する開かれた場になる事を目指しています。

資料ライブラリー

書籍

生と死の意味を求めて

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発行者一橋出版株式会社
定価本体1,600円
ISBNコード4834803392
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内容

20周年を迎えたこのたび、念願がかない1冊の本として出版されることになりました。内容は、ここ数年の数々の講演抄録に加え、広井氏の寄稿(会報掲載済)、さらに、斉藤武氏、田畑邦治氏、広井良典氏、杉本脩子氏による紙上シンポジウムです。大変充実した内容の本で、企画した私たちも満足しており、ぜひ多くの方に読んでいただきたいと願っています。

 今回、改めて過去の講演抄録を読み返してみると、当会でこれまでいかに質の高い講演が行われていたかを再確認することが出来ました。各分野の現場で活躍する講師たちの思いが伝わり、勇気がわいてくる内容ばかりです。

人間が「生と死」について考えることは言わば必然のことかもしれません。そんな時、この本は一冊の参考書として十分価値あるものだと思います。皆さん、ぜひお手にとって頂き、ご意見やご感想などをお寄せください。

(五島 朋幸記)

『目 次】

第一部 「生と死を考える会」の講演から

第一章 医療の現場から
在宅医療における生と死 英裕雄
なおらなくなった子どもたちと 細谷亮太
在宅医療とケア~訪問歯科診療から見てきたこと~ 五島朋幸
人はこのようにして死ぬことができる~在宅ホスピス十年の経験から~ 小笠原一夫
遺伝子医療の発展と社会倫理的問題~家族で共有する遺伝子情報が私たちにもたらす影響を考える 齋藤有紀子
ホリスティック医学における死 帯津良一
生きること  死ぬこと 斎藤武

第二章 自らの体験を通して
生きる意味と価値を求めて~筋ジストロフィー症児の生と死に学ぶ 石川左門
看護婦ががんになって 土橋律子
アルツハイマー病の母を介護して気付いたこと 前田邦博
犯罪被害者の現状 岡村勲
がん~あの日があって、きょうがある~ 熊谷幸子
自宅でない在宅死~地域での試みと今後の課題~ 善家ひろこ

第三章 生と死を見つめて
塵としての人間とその栄光~ハイデッカーとレヴィナスの死生観をめぐって~ 田畑邦治
世間と生死 養老孟司
語ること生きること 柳田邦男
遺族の悲しみについてGift of Tears~悲しみを通して見えること~ 若林一美
語られていないグリーフケア~第二世代のサポート活動~ 丸岡邦明

特別寄稿
新しい死生観の創造を目指して/「定常型社会」における生と死 広井良典

第二部 座談会

生と死の意味を求めて
~「生と死を考える会」活動の軌跡~
司会:五島朋幸
出席者:斉藤武 杉本脩子 田畑邦治 広井良典

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