生と死を考える会の資料ライブラリー。身近な人を失った悲しみを分かち合い、いのちについて考え行動する開かれた場になる事を目指しています。

資料ライブラリー

書籍

「喪」を生きぬく

2716

発行者石村博子著 河出書房新社
定価本体1,600円
ISBNコード4-309-01697-9
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内容

大切な人を亡くし死別の悲しみに向き合う姿を、石村博子さんが丁寧に綴られました。生と死を考える会会報に、「悲しみをこえて―再びの生きがい」として連載されたものをもとに、1冊の本にしたものです。

愛する家族に死なれた人の聞き書きを、20話も読まされるのは辛いと思われようが、読み進むにつれ、不思議なことに、当初感じた痛ましさは薄れてゆき、かえって、死者との対話を心の中で続けながら生き抜こうとするかれらに、深い慰藉を与えられている自分に気づく。―中略―〈愛する人の死がもたらした苦しみや悲しみを乗り越えることはできないし、乗り越える必要もない〉。この共通のメッセージを引き出せただけで、著者の仕事は成就したと言えよう。本書に力づけられる読者は多いにちがいない。
2005年2月20日朝日新聞 評者野村進氏 より

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